〈全国規模で開催される「歩かず立ち止まろう」キャンペーン〉
10/26から国土交通省、消費者庁と全国の鉄道事業者50社局や商業ビル、空港、各県とが合同で「歩かず立ち止まろう」キャンペーンというものが開催されます。
(東京都交通局
https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/subway/2020/sub_p_202010209360_h.html)
非常に大切なテーマであり、常日頃から考えていかなくてはならない難しい課題でもあります。
人によって体感的な時間やスケジュール、それこそ気分なんて言い出せば枚挙に暇がないものですが、大きく異なるもの。
時として反発も想定される中での英断であると見受けられます。
エスカレーターの昇降に際し、乗り降りのタイミングで直接的な事故率が最も高い数値となります。
データだけで見れば歩行するしないが事故に関わっていないように感じられるかもしれません。
翻って、例えばエスカレーターの歩行者自身ではなく、ぶつかったことによって周りの利用者に害が及ぶケース。
これは間接的なものですが、エスカレーターの歩行が原因で起こるものです。
自動車事故で考えるとわかりやすいでしょうか。
誰も事故に遭いたいなど思っているわけもなく、ましてや自分自身の運転は安全で事故とは無縁であるとすら思っている節は誰しもが感じ得るものだと思います。
どれだけ注意をしてさえいても、もらい事故もありますし、急なことで止まれないこともあり得ます。
日頃利用する生活インフラの一つとして同列に考えたとき、想像以上に安全意識は低迷していることがわかるのではないでしょうか。
〈安全意識の向上にこそ「安全×広告」〉
ポスターやディスプレイ等で当該告知は行われるそうですが、私たちの生活圏には多すぎるほどの広告でごった返しており、埋もれてしまうものが多く見受けられます。
特に今回はエスカレーターでの歩行を自粛していただき、安全な昇降を推奨する取り組み。
そうであるならば、UDベルトを活用することが最も効果的であると言えます。
他の告知と大きく違い、前提として安全性の向上があり、その副次的な効果としてUDマークが目立つために、マーク間の広告・告知が相乗的に強まるというもの。
さらに言えば、昇降時のひとときの告知というだけでなく、25秒間利用者とともに移動する広告(※長さ25mとしたときの平均時間)となるということが大きなポイントであると言えます。
エスカレーターに乗る前から降りるまでの間、ずっと利用者に語りかけることのできる唯一のものなのです。
今後も継続的に様々な安全施策を様々な会社が取り組んでいくことでしょう。
正しく、そして効果的に垂範していくための方法は日々アップデートしていかなくてはなりませんよね。
日々の流れも目まぐるしく、それどころではない市況ではあるかもしれません。
ただ一方で、少しだけでも新しい風を吹かせて、より良い取り組みを目指していくことも、時としては必要なこと。
「歩かず立ち止まろう」キャンペーンがうまくいくことを祈っております。