【実証実験】UDマークは弱視者のエスカレーター利用の助けになる? | UDマークでエスカレーター事故0を目指すUDエスカレーターの情報サイト

2020.10.2

【実証実験】UDマークは弱視者のエスカレーター利用の助けになる?


〈最優先は「誤侵入を防ぐこと」〉

学校や仕事の面接では見た目の清潔感が大切だと誰もが聞いたことあるかと思いますが、情報の80%以上は視覚から来る、と言われています。私たちは目で見る情報を特に意識しやすいのです。歩いてればどこもかしこも情報で溢れていますからなんとなく納得できるのではないでしょうか。

駅や商業施設の動線上に設置されているエスカレーター。ここに着目すると晴眼者にとっては容易に判断できていることも、弱視者にとっては難しく重大な事故に繋がる恐れがあります。弱視者のエスカレーター利用に関するアンケート調査では、「誤侵入を防ぐことが第一優先である」との意見がありました。エスカレーターの手すりやステップは色合いも暗く、場合によっては劣化からくすんでいるものもあるため、一般的にみても少し見えづらいことがあります。

この誤侵入を防ぐためには、上下進行方向がより離れたところから正確に伝わらなければならないことは言うまでもないこと。過去の実験を基にUDマークによる効果を見ていきましょう。

〈判断速度を4倍高めるUDマークの効果〉

UDマークはエスカレーターの手すりに一定間隔で印刷します。手すりの色とのコントラストで見えやすくなるようデザインされたマークが進行方向とエスカレーターの速度感の視認性を高めます。

このUDマークを使い、弱視者を対象とした実験を行って効果を検証しました。UDマークのあるものとないエスカレーターを用意して、被験者に通常通りの乗降をしてもらいました。乗降口に向かって行き、進行方向(上下)が把握できるまでの判断速度を計測。結果、下図の通り、UDマークは判断速度を約4倍高めることが分かりました。このことから、UDマークの活用は弱視者に遠距離から判断できるという安心を与え、エスカレーターの安全かつ円滑な利用の助けになることでしょう。

一般的に見ればエスカレーターに誤侵入することはほとんどありません。しかしやはりそれでも少なくない方にとっての大きな懸念事項として、この誤侵入のリスクは捨て置けないものです。また手すりの汚れや劣化によって動きがわかりづらくなっている場合、ご高齢に慣ればなるほど判断がしづらくなることは想像に難くありません。多くの方が今や生活導線として当たり前に利用するエスカレーターだからこそ、よりバリアフリーに、より安全に活用いただく形を考えていくことが必要なのではないでしょうか。

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